多くの銀行の変動金利タイプは、半年ごとに適用金利が見直され、返済額は5年ごとに見直されます。
5年間に金利が上昇していた場合には、6年目以降の返済額が上がる仕組みなのです。半年ごとに見直される適用金利が上昇しても、すぐに返済額は増えませんが、ただし、返済額中に占める利息の部分が大きくなって、元金があまり減らない事態になる。
例えば、金利が3上がってきたら、未払い利息が発生する可能性が出てくる。未払い利息とは、月々の返済額以上に利息がかかるようになる事態で、返済額を超える利息部分は未払いのままたまってしまうのです。
5年ごとに返済額が見直される場合も、月々の返済額はもとの返済額の1.25倍までしか上がらないというルール(1.25倍ルール)を持っている銀行も多いです。
もし、金利がそれ以上に上がっていたら、さらに未払い利息が膨らむことになります。ローンの元金は1円も減らないのに、逆に払っていない利息が上乗せされていくことになります。変動金利は、金利が上昇すると返済額が増える可能性があること、未払い利息が発生するリスクもあるということは知っておきましょう。
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