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専務ブログ

幾何学的装飾が美しい「中央区立常盤小学校」2025.05.28

先日、中央区立晴海図書館で本を借りてきました。昨年オープンしたばかりの晴海図書館は大きな窓と広々とした開放的な空間がとても居心地がよく、Wi-Fiやコンセントも完備されているので、最近はお気に入りの場所になっています。

今回、借りてきたのは「東京建築さんぽマップ」。この本に掲載されている常盤(ときわ)小学校をご紹介します。


日本銀行から徒歩2分ほどのところにある常盤小学校(所在地・中央区日本橋本石町四丁目4番26号)は、過去に弊社でも校舎の修繕工事を請け負わせていただいたことがあります。

旧校舎は大正12年の関東大震災で焼失し、昭和4年に建築されたいわゆる復興小学校(※)です。

アーチを多用した出入口や半円形の窓など、幾何学的な装飾が特徴のモダンな建物で、1999年に中央区立泰明小学校と共に東京都選定歴史建造物に指定されました。

また2009年には経済産業省より、校舎・園舎が近代化産業遺産として認定されています。

沿道からも校舎を眺めることができますので、日本橋近辺にお出かけの際はご覧になってみてはいかがでしょうか。

(※)復興小学校とは関東大震災で被災し、復興事業の一環として鉄筋コンクリート造(RC造)で再建された小学校。