中央区内文化財紹介① 京橋の親柱2021.05.05
私は職業柄、
散歩をしながら様々な建築物を見るのが
楽しみの一つです。
今回は街歩きのなかで見つけた
区民有形文化財をご紹介いたします。
日本橋から銀座のメイン通りに入るところ
(中央通りと東京高速道路が交差する場所)に
3つの古い石の柱が記念碑として立っています。
デザインも興味深く、
以前から気になっていたので調べてみたところ
それは「京橋」の親柱で
区民有形文化材に指定されているものでした。
「京橋」は日本橋が架橋された
慶長8年(1603年)とほぼ同時期に
作られたそうです。
明治5年(1872年)の銀座大火がきっかけで
銀座の街が煉瓦造りの
西洋風耐火建築になったことに合わせて、
それまで木造だった「京橋」も
同8年に石造アーチ橋になりました。
その後、明治34年(1901年)に
親柱・欄干を転用する形で鋼アーチ橋になり、
大正11年(1922年)には、
拡幅してモダンな建築デザインの橋へと改架。
昭和38年~40年の京橋川埋め立て工事に伴い
撤去されるまで使用されていたそうです。
江戸以来の擬宝珠をかたどった
明治(二基)・大正期(一基)の親柱は、
現在も記念碑として現地に残されています。
(出典元:中央区広報「区のお知らせ 中央」
平成24年4月21日号より抜粋)
全国的に有名な「日本橋」に比べて「京橋」は
あまり知られていないかもしれませんが、
江戸時代から存在している歴史の古い町です。
その昔、東海道 にて
日本橋を出発し京都方面へ向かうとき、
最初に渡る橋「京橋」は
重要な意味合いを持っていたと言われています。
皆様もこの近くにお出かけすることがあれば、
立ち寄られてはいかがでしょうか。
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