日本橋川に青空が戻る首都高の地下化工事2025.06.23
かつて江戸の物流と人々の暮らしを支え、美しい水路だった日本橋川。現在、その頭上を覆っているのが首都高速道路です。この首都高速は1964年の東京オリンピック開催に向けて造られました。
以前もこのブログでご紹介しました首都高速の地下化工事は、2040年の完成を目指して動きだしています。
日本橋川の頭上から高速道路を撤去して地下に通し、青い空と美しい川を取り戻そうという壮大な計画ですが、交通量の多い都心の中心部で工事を進めることや、長期にわたる綿密な工事管理のことを考えただけでも、その大変さとスケールの大きさに感服します。
現在も薄暗い川沿いに見える石垣(江戸城外郭)は、1590年(天正18年)に徳川家康が江戸城に入った際に天下普請として、加賀百万石と言われた前田家など全国の大名が招集され造られたもので、日本橋川にはこのような江戸時代の名残も見られます。
15年後、工事が完成を迎えてやがて日本橋川が昔のような美しい水路に戻ったら、私は改めて日本橋川をクルージングで巡ってみたいと思っています。
青空の下、川沿いの石垣を眺めて歴史を感じたり、近代的な都会の町並みを眺めたり…今からとても楽しみです。
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