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専務ブログ

蔦屋重三郎ゆかりの地を歩いてきました2025.07.08

先日、中央区文化財サポーター協会が主催する街歩きコース「蔦屋重三郎ゆかりの地を歩く」に、家族と参加してきました。

蔦屋重三郎は、江戸時代に活躍した版元(出版プロデューサー)で、多くの天才絵師たちの才能を見出し浮世絵の全盛期を築き上げました。 NHK大河ドラマ「べらぼう」の主人公ということもあり、興味を持っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、江戸の商業・出版文化の中心地だった日本橋小伝馬町界隈を散策するコースで、ボランティアガイドさんが丁寧に案内してくれました。そのいくつかご紹介します。

「耕書堂跡地」
蔦屋重三郎が開業した「耕書堂」は、現在の大伝馬町にあたる通油町(とおりあぶらちょう)という当時のメインストリートにあり、現在は説明看板がたてられています。

「十思スクエア蔦重ギャラリー」
十思スクエア本館2階校友会室にある「十思スクエア蔦重ギャラリー」は、地元有志の協力で立ち上げられた展示室で、耕書堂発刊の「新吉原細見 籬(まがき)乃花」や、青本・黄表紙などの複製冊子、浮世絵などが展示されています。

「伝馬町牢屋敷」
十思スクエアを含む十思公園一帯には、2600坪の江戸最大の牢獄「伝馬町牢屋敷」がありました。吉田松陰らが収容されたことで有名ですし、「べらぼう」にも出てきた平賀源内もここに入獄し獄死しています。

「吉田松陰終焉の地」
1859年に安政の大獄で処刑された吉田松陰の石碑があり、辞世の句が刻まれています。

いつも通っている道や普段訪れている場所も、ガイドさんの説明により歴史的背景を知ることができ大変興味深かったです。そして中央区には歴史的名所が数多く点在しているのだとあらためて実感しました。

中央区文化財サポーター協会主催の街歩きコースには、ほかにもいろいろあります。料金は1人300円でボランティアガイドさんが案内してくれます。是非ご利用してみてはいかがでしょうか。
https://chuo-machiaruki.com/