「佃の渡し船」の廃業から60年2024.08.22
佃大橋が建設される前、佃には
渡し船があったことをご存じでしょうか?
その渡し船が廃業したのは
東京オリンピックが開催された1964年、
今年で60年が経ちました。
私は子どものころ
渡し船に乗った経験があります。
今思えば、水辺の地域ならではの
風情ある文化でした。
始まりは江戸時代、佃島の漁民と湊町を結ぶ
渡し船としてスタートし、当時、佃島は
漁村として漁業を営む人々が住むほか、
藤の花の名所としても知られていたので
不定期に渡し船が運行されていたそうです。
明治時代に入ってからは、
佃島や石川島、月島に造船所などがつくられ
従業員が通勤に使用する交通機関として
渡し船が使われていたとのこと。
1883(明治16)年には
定期船の運行も開始され、
大正時代は1日に70往復するほど
活躍した佃の渡し船でしたが、
1964(昭和39)年8月に
佃大橋がつくられ廃業に至りました。
さて、中央区は東京23区のなかでも
水辺に接している場所が多く、
「水の都」として
水辺の観光にも力を入れています。
現在は観光用水上バスのほかにも、
豊洲と日本橋を結ぶ
ラッシュのない新しい通勤スタイル
「舟旅通勤」が注目されています。
私が自転車で乗船したところ、
とても便利で快適でした。
都内を自転車で移動される方は
利用してみてはいかがでしょうか。
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